2017年2月9日木曜日

勝ったときに、負けの原因ができ、負けたときに、勝ちの原因ができる。




NHK新春対談 幻冬舎社長の話より

 
     『勝ったときに、負けの原因ができ

  負けたときに、勝ちの原因ができる』



  富士通のコンピュータ開発の歴史を見ても、メインフレーム(汎用コンピュータ)で勝った(日本一になった)と思った途端、世の中はソフトウェア(およびSI:システムインテグレーション)の時代になり、ソフトウェア(およびSI:システムインテグレーション)で勝った(日本一になった)と思った途端、インターネットの時代になり、もう富士通はあかんです。

 

 コンピュータ産業、情報産業の歴史は、メインフレーム(汎用コンピュータ)の時代⇒

パソコンの時代⇒インターネットの時代 へと移り変わってきました。

 

 企業で言うと、IBM・富士通・NEC・日立等⇒マイクロソフト・インテル等⇒

Google・Apple・Facebook・Twitter・ソフトバンク・楽天等

へと移り変わってきました。

 

 新聞などでも、IBMの業績の悪化とか、マイクロソフトのインターネット時代への対応での苦悩がよく報道されるようになりました。

 

 だいたいその時代に勝ち誇った企業は、最初の成功をもたらしたモデルに執着するあまり、大胆な次の時代の新規事業を開発することを怠るのではないかと思ったりしています。

 

 つまり、勝ったときに、負けの原因ができ 負けたときに、勝ちの原因ができるわけです。

 

 これは、何も企業のみならず、個人においても言えると思うんです。

 

 勝ったときに、傲慢になると、負けの原因ができ、負けたときに、臥薪嘗胆(がしんしょうたん)(父が好きな言葉でよく言っていた、もう一つ、乾坤一擲(けんこんいってき)というという言葉もよく言っていた)で、再起を図れば、勝ちの原因ができるわけです。

 

 勝って兜の緒を締めよとかも言いますよね。

 

 人生七転び八起き、負けたときの対処・対応で、その後の人生が大きく違ってくると思うんです。

 

 以前サッカーAFCアジアカップ準々決勝「日本×UAE」戦で、1対1の同点で延長戦でも決着がつかず、PK戦で4対5で日本は惜敗しました。

 

 この負けたことにより、日本は弱点とか改良点とか(個人的には、ゴールへの決定力・精度不足だと個人的には思いますが)がわかり、今後の勝利への大きな収穫となったと思われます。

 

 失敗とか敗戦とか負けとか、そういうことから「学ぶ」ことは、非常に多いと思います。

 

 完璧な人とか、完璧な人格の人とか、完璧な人生とかは、あり得ないわけで、

 

 長い人生、みんな浮き沈み、勝ち負け、とかそういう波が誰でもあるわけです。

 

 この波の起き方とか回数・頻度とかは、人によって多少の多い・少ないはあるかもしれないんですが、まあだいたい皆平等にあるんだと思うんです。

 

 後は、本人の努力とか、人格の向上を目指すとか、人間関係を良くするとか、そういうところにかかってくると思うんです。

 

 経済においても、好景気・不景気の波がサイクル的にあるわけです。

 

 そうそう、光も性質として、光子の粒子としての直進性もありますが、なんと波動としての性質もあり、光の波動方程式というものを学生時代に本で読んだ記憶があります。

 

 そういう意味で、勝ったときの対処、負けたときの対処、ということが非常に大事だ

ということを、幻冬舎社長は言っているんじゃないでしょうかね。

 

 今回は、「名言」の字句が平易なので、あまりくだくだと言わなくても、

各人の想像とか、「気付き」というか、決意表明というか、人生における姿勢とかを

前向きに敷衍(ふえん)していくとか、考えていくとか・・・、におまかせします。

 

  お後よろしいようで。



 今、メールをチェックしたところ、下記の名言が飛び込んできました。


 
  おまけグリコで、Liveで追加します。


 【ハロー!株式 17/02/09 朝刊】より


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【3】心に残る名言                        **
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   変化への抵抗の底にあるものは無知である。未知への不安である。
   しかし、変化は機会と見なすべきものである。
   変化を機会としてとらえたとき、初めて不安は消える。

                        P・Fドラッカー
 

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