井上 暉堂(著)「ホトケの経済学」160P
現在の全国9電力体制を作り上げた人です。
それこそ、『人生、死ぬまで挑戦!』した人と言えるでしょう。
会社生活も定年退職で卒業し、第二の人生を悠々自適で行くのか、『人生、死ぬまで挑戦!』で行くのか、まあ個人の自由です。
まあ、私は後者の『人生、死ぬまで挑戦!』していくことに決めました。
「神様は見ている」ということで、一致しているわけですが、このことはまた、世の中のお役に立つことをしないと、世の中に存在している価値がないと、神様から見なされると信じているからです。
この生きている価値がないと、神様に見なされると、極端なことを言えば死ぬしかないわけです。
神様のふところに抱かれているとか、宇宙の摂理と一体化しているとか、生死はそういう自然の大きな動きに一体化しているという観点で、もう神様のおぼしめしにおまかせしています。
まあ、自然の摂理・大きなふところに抱かれて、人は生かされているという見方ができるようになりました。
また、死生観についても、死に対する考え方というか対処の仕方を、もうこの年齢になったら、確率しておく必要があるわけです。
死に臨んで、肉体的に苦しむのは当然としても、精神的にやすらかに心おだやかにできるだけ臨んで、納得して従容として受け入れるべきだと思うんです。
死は、想定外ではなくて、明日もしくは20、30年以内には確実に来るわけです。
多分、死に臨んで、充分に考える余裕は与えてくれません。
ここで、精神的にも悶々と悩めば、さらに苦痛が倍加以上するわけです。
何が言いたいかというと、この年になってくると、死生観を自分なりに確率して、宗教みたいに、諦観というか悟りというか、心の安寧を確立する必要があるんじゃないかということです。
死を恐れたり、避けたりするんじゃなくて、うまく付き合っていくというか、共生するというか、死も一つの通過点というか、従容として安寧な気持ちで受け入れたいものです。
死に臨んで、かくいう私も、「言うは易し、行うは難し」で、なかなか難しいことかもしれませんが。
ある本では、「死ぬべきときには、死んだほうがよい」とか名言が書いてありました。
本に接することが少ない人は、考える機会が少ないかもしれませんので、トリガーとして、死生観を自分なりに確率して、安寧な気持ちを持っていたほうがいいかもしれません。
まあ、そんなことを言っても、神様は一般的にはいないとみなされていますし、自由に生きる権利があるわけですから、悠々自適に暮らすのも決してよくないと言っているわけではありません。
いままでがむしゃらに働いてきて、少し時間的に余裕ができてきたときに、顧みなかった家庭・家族サービスを大事にするとか、自然のすばらしさを再認識して、自然を心ゆくまでゆっくりと愛でるとかも、非常に大事だと思います。
余裕があると、判断がすごく良くできるようになったり、見えなかったことが、よく見えるようになったり、心の幅が広がるような気がします。
まあ、人生の生まれてきた目的が「人格の向上」であるとか、「愛とか忍耐など」を学ぶためにあるということを考慮すると、私は後者の『人生、死ぬまで挑戦!』していくことを選ぶわけです。
本を読んでいると、「修行、修行、一生修行」とか「努力」とか「精進」とか、
そういう言葉がよく出てくるわけです。
また、最近年を取ったせいもありますが、年寄り(もうこんなことを言う年代になったのか?)のおせっかいというか、なんかもっと世の中をよくしたい、後に続く世代の人達のために、もっとよくなる未来になるようにしたい、というような使命感を感じるわけです。
『人生、死ぬまで挑戦!』は、一つの見方としては、「人生、死ぬまで学習」ということが言えるかもしれません。
富士通社内でも、この「チャレンジ精神」と言う言葉は、口が酸っぱくなるほど言われていました。
チャレンジしないと、大きな成果は得られない、「虎穴に入らずんば、虎児を得ず」ということですかね。
夢を持ち、その夢に向かってチャレンジしていけば、生活に張りができて、心も若々しく保て、活気に満ちて、人生も充実してくるということですかね。
「チャレンジ」することは、若者だけの特権ではなくて、「死ぬまでチャレンジ」することで、いつまでも心を若々しく保つことができるということですかね。
いつも書いているのは、ある方向から見た見方・考え方・切り口であり、私なりの人生のとらえ方ですので、正しいとか間違っているとかという話ではありません。
また、全体最適とか全体的なまとまった見方・考え方ではなく、限られた時間配分内で、思いついたことをそこはかとなく書いているだけです。
別の切り口で書くと、また別の説明・書き方になるかもしれません。
ただ、「人生の定石」において、少しでも参考にしていただけたらと思っているだけです。
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