2017年2月7日火曜日

企業はそこで働く社員の質以上にはけっして良くならない。





富士通 黒川社長 専用サイト 【Kurosan‘s  office】内の記事 “大丸 奥田会長の話”より

 
『企業はそこで働く社員の質以上にはけっして良くならない』
 
 
 
 企業はそこで働く社員の質以上にはけっして良くならない。
 
 これは、従業員の仕事の質とか人材の質とかの総合的な総和が、売上とか利益に結びつくという見方・考え方だと思うんです。
 
 個人における人格という言い方と同じように、企業・会社という組織の品格という言い方ですかね。
 
 富士通においても、「品質はものを言う」という標語で、製品・サービスなんかの高品質なものを追求していました。
 
 企業・会社間の競争という観点からも、この企業・会社という組織の品格が重要視されるわけです。
 
 昔からの企業は勿論ですが、最近のIT企業とかベンチャー企業とかは、特に優秀な人材を確保するのに躍起になっています。
 
 米国のマイクロソフト社あたりからだと思うんですが、最近のグーグル社とかFacebook社あたりの採用試験は、とても厳しくてユニークな採用試験らしいです。
 
 そこまでして、超優秀な人材を採用しないと、最先端のとても厳しい企業の競争から脱落するのは必定ということだと思うんです。
 
 ある面から見ると、企業の超優秀な人材の総和の競争ということが言えるかもしれません。
 
 
 
 これは何も企業のみならず、国家についても言えると思うんです。
 
 国力という見方からすると、GNP(国民総生産量)とか軍事力とかいう見方が一般的ですが、国民の質の総合力とか国民の生活レベルの総合力とか国民の幸福度の総合力とかいう見方もできると思うんです。
 
 以前新聞で、イギリスの首相が「国力?の評価に、GNP(国民総生産量)じゃなくて、国民全体の幸福度にしよう」と言っているのを読んだような記憶がありますが・・・。
 
 
 
 はたまた、これは最小の単位である家庭・家族にも言えると思うんです。
 
 家庭・家族にも、その家庭の質・品格というものがあると思うんです。
 
 この家庭の質・品格というのは、決して絶対的な数値で比較できるようなしろものでは
ないとは思いますが、多分どの家庭もいい部分もあれば悪い部分もあり、総合的に判断すると、神様は皆平等につくっているし、比較のしようがないとは思いますが・・・。
 
 あえて説明でわかりやすくするために、独断と偏見で個人的なある偏った見方をすると・・・。
 
 「三つ子の魂、百までも」と言われるように、育った家庭の環境、父母の人生観、などはその後の人生に非常に大きく影響・作用すると思われます。
 
 子供は親の背中を見て育つとよく言われます。
 
 この家庭教育は、非常に大事で、その人の人格とか性格に大きく影響すると思われます。
 
 まあ、学校教育も知識・知恵の修得という面では大事ですが、私は学校教育よりも家庭教育の方がもっと大事だということを思ったりしています。
 
 というのは、会社生活の仕事とか組織なんかでの第一番目の悩みは、人間関係だということです。
 
 人間関係を良くするためには、どうしても人格の向上を目指すとか、人当たりを良くするとか、性格を良くするとか、・・・そういうことが必要になってくるわけです。
 
 そういうことは、どうしても家庭教育で基礎的な部分を徹底的に教育する必要があると
思うんです。
 
 家庭での躾(しつけ)なんかも、一つの面をあらわしているとも思われます。
 
 まあ、私は貧富の差とか、お金を人より稼ぐことのできる力の差は、人格向上の出来不出来によるという持論を持っていまして、読んだ本の中でもある程度の人はそう言っていました。
 
 これは、単に金銭的・経済的のみならず、家庭生活をうまくやるとか、人生を真摯に歩むとか、そういうことで大事だと思うんです。
 
 「人生の定石」のひとつに、この人格の向上を目指していけば、大きく道を踏み外すことはないと思いますが、いかがでしょうか。
 
 以前テレビで、5,6人の女性タレントで、「心不美人」は誰でしょう?という番組をやっていて、思わず見入ってしまいましたが、この「心美人」を目指すというのも、同じような意味合いかと思いますが。
 
 そうそう、この番組の中で「心不美人」の判断として、説明していた解説者はほとんどのケースで「相手のことを思って(行動して)いるか」ということを言っていましたね。
 
 これも、童門 冬二(作家)さんの言っていた、「恕」(じょ)(相手を思いやる)の精神につながるんだなあと思ったりして見ていました。
 
 まあ、この『「恕」(じょ)(相手を思いやる)』ことができるようになれば、「人生の定石」の
初段の免許皆伝だと思いますが、いかがでしょうか。
 
 
 
 

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