2017年5月5日金曜日

人の一生は、道にたとえれば、険しいところもあり、平らかなところもある。 また水路にたとえれば、静かな流れもあり、激流もある。 これは自然の姿であってどうすることもできない。 つまり易でいうところの道理である。 だから、人は自分の居るところに安穏の場を求め、これを楽しめばよいのである。 これを走ったり、避けようとするのは、人生を歩むうえでの達人とはいえない。





佐藤 一斎(著)「言志四録」97P

 

  『人の一生は、道にたとえれば、険しいところもあり、平らかな

  ところもある。また水路にたとえれば、静かな流れもあり、

  激流もある。これは自然の姿であってどうすることもできない。

  つまり易でいうところの道理である。だから、人は自分の居る

  ところに安穏の場を求め、これを楽しめばよいのである。
 
  これを走ったり、避けようとするのは、人生を歩むうえでの達人

  とはいえない』

 

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