本のタイトルは「相場」となっていますが、これを「人生」と言い換えてもいいくらい、似ています。
つまり、「相場」も「人生」も、あらゆる外界の事象・内面的な心理がかかわる部分が、混然となって影響してくるということです。
社会的現象についても、自分の力量だけしか、ものは見えない。
つまり、社会的現象・世の中の出来事は、現在の自分の力量からしか、把握することができない。
例えば、こんな言い方はあまり良くないとは思いますが、高次のレベルの知識・知恵を持っている人が、低次のレベルの知識・知恵しか持っていない人に、いくら説明・説得しても理解されないことが多い。
ソフトバンクの孫 正義 社長が講演なんかで、「こんなことを言うと、おおボラ吹きだと良く言われますが、この聴講者の中の1%でも理解できる人がいることを信じてしゃべっています」とよく言っています。
つまり、この世の中の出来事の把握・理解の出来・不出来が、資本主義社会の競争という観点からは、経済的な貧富の差となって現れてくるのだと思います。
また、この世の中の出来事の把握・理解の出来・不出来は、人生をうまくやっていくとか、充実したものにしていくことにも大いに関わってくると思います。
そのためには、生まれ出でてからの家庭教育、学校教育、また実社会に出てからも不断の学ぶという姿勢・態度が大きく重要であり、影響してきます。
「井の中の蛙、大海を知らず」というように、狭い範囲の知識・知恵よりも、より視野の広い大きな地球規模の知識・知恵を学んで活用しよう。
また、できることが可能な人は、日本国内旅行だけでなく、外国旅行へも出来るだけ行って、見聞を広めよう。
外国旅行に行くことによって、風習の違いとか考え方の違いとかのカルチャーショックを受けて、外から日本を見ることによって、日本の良さとか悪さがより一層わかるようになります。
つい最近の外国旅行で、私は外国人の女性にいきなりハグされて(挨拶代わりに抱き合う風習)、驚いて面食らったことを思い出します。
しかし、世界の挨拶では、このハグすることが常識なのだと、後でしみじみ思ったものでした。
後で、恥をかいたと思い、恥ずべき思いが記憶として残っています。
日本人も、この世界の常識に早く馴染んで、このグローバル化時代に常識知らず・礼儀知らずだと言われないようにしたいものです。
4,5年前のソフトバンクの株主総会で、孫 正義社長と紹介された中国のIT企業アリババ(つい最近ニューヨーク証券市場に市場最大のIPO(会社上場)した馬雲会長(社長?)が、普通にハグしているのを見ました。
今は、グローバル化の時代だと言われていて、日本の外の世界を詳しく知ることによって、日本の成長戦略の大きな戦略点になっています。
つい7、8年前の日本の携帯電話は、世界で一番進んでいて最先端を走っており、アメリカとかヨーロッパの人からは憧れの製品でした。
しかし、今じゃガラケー(ガラパゴス携帯)と言われて、世界で通用しません。
もう世界(地球規模)を見据えた開発・創造性の発揮をしないと、企業としては立ち行かなくなりました。
日本の成長戦略の一番大きな柱である、IT産業(情報産業)を発展させて、再度貿易黒字を実現させて、将来の発展の礎を築こう。
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