太田 典生(著作)「いい話のおすそわけ」166P
人間の脳は、どんなに頑張った人でも、一生で1割くらいしか使い切っていないということらしいです。
だから、残りの9割は使われずに、眠ったままだと言われています。
このことからすると、人の才能は自覚して開発すれば、とんでもないすばらしい能力を発揮する可能性があるわけです。
人の脳は、最も重い人と最も軽い人との差は、1.5倍以内だと私は思います。
神様が、人間にそんなに差をつけるとは思われません。
そういう意味では、あくまでも私見ですが、生まれたばかりの赤ちゃんのときは、
皆平等・公平に、同じ能力・知能・記憶容量だと思われます。
つまり、それからの発達過程で、能力の差ができてくるんじゃないかと思ったりしています。
訓練(抽象的ですが)によって、または育った環境によって、家庭教育によって、学校教育によって、能力の差が出てくると私は思います。
そのわずかな差が、競争社会という観点で見ると、勝敗を分ける決定的な要因となっています。
まあ、プロ野球の選手とかプロサッカーの選手とかのそれぞれの差は、本当に紙一重なんですよね。
まあ、何が言いたいのかというと、元をただすと皆同じスタートラインで平等・公平にスタートしたのに、その後の精進・学習・努力によって、差がつき、格差問題とか貧富の差とかの要因ができてしまうんじゃないかということです。
現在は、まあ普通の人は職業は一生涯固定しています。
しかし、将来いろんな才能を見つけ出すことができるようになれば、人はいろいろな職業を経験できるようになるかもしれません。
あるときは作家、あるときは会社員、あるときは芸能人・・・とかいうように、
一生涯でいろんな職業を経験できるような世の中がくるかもしれません。
そうなると、眠ったままだった天賦の才能の九割が活躍できる可能性が大きく広がるわけです。
アメリカでは、スポーツ選手などがよく弁護士だったりして、複数の特技を持っていたりします。
私なんかも、作家になったり、仏教の研究をしたり、会社の起業をしたり、個人の放送局をつくったり・・・と、いろんなことをしたいという夢があります。
しかし、時間が足りなくてピーピー言っています。
最近、インターネットの発達により、クラウドソーシングという職業形態が現れました。
これは個人の才能(職業能力)を、インターネットのクラウド上で集めて、仕事の需要と供給をマッチングさせようとするものです。
これは、多分一生涯の固定的な職業の概念から大きく飛躍しています。
短期間で才能(職業能力)を切り売りできるわけで、より多くの眠ったままだった天賦の才能の九割が大活躍できる可能性を秘めているかもしれません。
一説には、現在の会社組織は無くなるとまで言う人も現れ出しました。
まあ、情報革命(情報化社会)は、本当に価値観とか社会のしくみがガラっと変わると思われます。
また、現在は情報革命の時代に突入しており、ITリテラシー(ITを利活用する能力)の有無が、デジタルデバイドと言って格差(お金の貧富)を生む要因となっています。
これからは、全ての産業(というより農業・医療等も含めた全ての分野)でITの利活用は必須となってきており、ITの利活用の巧拙が、全ての分野での生き残りの鍵となっています。
これは、全ての分野・産業のみならず、個人においても当てはまり、個人の生き残りの鍵となっています。
時代の流れは明らかにそういうふうになっているわけですが、あまりにも変化のスピードが速すぎて(いつの時代もそうかもしれませんが)、誰も時代の流れのスピードに追い付けないそうです。
私は、それでできるだけ時代の流れのスピードに遅れないように、世界で一番遅れの少ないように、必死で情報革命(情報化社会)の最先端情報を、アンテナを高くしてウォッチしていこうと思っています。
また、日本の成長戦略の大きな柱である情報産業の発展のためには、直接情報産業に携わっている人々のみならず、日本のすべての人々も間接的に関わる必要があるので、日本のすべての人々もベクトルを合わせて(同じような意識で)、参加する必要があると思います。
つまり、経済的な競争という観点からすると、日本国民もすべての人がたゆまぬ学習・努力によって、日本国民のレベルアップ(すなわち国力アップ)を図る必要があると思います。
また、現在は情報革命の時代に突入しており、ITリテラシー(ITを利活用する能力)の有無が、デジタルデバイドと言って格差(お金の貧富)を生む要因となっています。
これからは、全ての産業(というより農業・医療等も含めた全ての分野)でITの利活用は必須となってきており、ITの利活用の巧拙が、全ての分野での生き残りの鍵となっています。
これは、全ての分野・産業のみならず、個人においても当てはまり、個人の生き残りの鍵となっています。
20世紀は日本は貿易黒字によって栄えてきましたが、現在貿易赤字が続いています。
これを21世紀も貿易黒字基調に戻すには、情報産業の輸出で黒字にするしかないと私は思っています。
20世紀型の従来産業は、内需はいいかもしれませんが、輸出ということではもう期待できません。
ご存じのとおり、情報産業は今アメリカから随分と遅れています。
昔、高校時代の英語の教師広田先生が授業中いつも言っていたのを思い出します。
「おまんら、アメちゃん(注:アメリカ)に負けなよ」と。
これは、第二次世界大戦の敗戦のことから言っていると思われますが、現在の状況では、第二の敗戦と言われかねません。
知れば知るほど、知らないことが多いことを知り、危機意識が高くなるばかりの今日この頃です。
現状の多大な危機意識を持って、国民のたゆまなる懸命な精進・学習・努力を期待するところです。
それにより、未来の子供達の世代が、恵まれた夢のある、希望の持てる世の中にしていく義務が我々にあると思います。
未来の子供達の世代が、みじめな気持を味わいつつ生きていくのか、未来に希望を持って生きていけるのかは、我々の双肩にかかっているといっても過言ではありません。
0 件のコメント:
コメントを投稿