渡部 昇一(著作)「最高の自分をつくる秘訣」
今物質文明という点では、歴史上一番いい状態だと思われます。
戦後の食糧難の時代から比べたら雲泥の差です。
物は巷にありあふれ、飽食の時代だと言われています。
これも親の世代、高度成長時代の人々の懸命の努力によってもたらされたものであり、感謝の気持ちで一杯です。
また、戦後から69年間続いている平和な世の中にも、尊さとかありがたさをもっと肌身で感じる必要があります。
また、日本は安心・安全で住みやすいいい国であると評価する外国人が多いらしいです。
そういう意味では、今の日本は平和・安心・安全で物質的に恵まれていると言えます。
ただ、そういうのを感じて幸福だと思う人は少ない?か、または幸福だと感じない人も少なからずいると思われます。
そういう意味で、『幸福を感じるセンサーは磨くことができる』と言っていると思います。
つまり、現在の環境・境遇にもっと満足して、幸福感を味わいなさいということだと思います。
傲慢になるな、もっと謙虚になれということかもしれません。
政治が悪い、国の施策が悪い、世の中が悪いと愚痴を言うのではなくて、そう思う自分の方が悪いかもしれません。
環境が悪いのではなくて、自分の態度とか姿勢が悪い場合が往々にしてあるのです。
自助努力して、やり切ったという精神状態で、心おだやかに暮らしていけば、幸福度というか生活の満足度が上がると思います。
仏教の教えである、「欲」をいかにコントロールして抑制していくかということも大事だと思われます。
「欲」をかくと、もっともっとと際限がなく、いつまでたっても幸福感は得られません。
「足るを知るものは富む」(?)という名言もあるように、現状で足りている、これ以上欲しがりません、という気持ち・心がけが重要です。
そうすることをしていけば、幸福を感じるセンサーが磨かれるんじゃないですかねえ。
特に、芸能人の例を出して申しわけないのですが、もっともっとお金を、もっともっと外見(顔)の美人をと追求するから、芸能人の乱れた人生や醜聞は多いのだと思います。
まあ、物質を所有しているという所有欲による幸福感よりも、精神的に充足している、平和・安心、安全という環境、心おだやかに暮らしている、楽しく人生を送っている・・・
という方の幸福感の方が勝っていると私は思いますが。
皆さんはいかがですかね。
また、幸福に対する考え方は各個人が違っていて当然だし、多様性が重んじられる世の中になってきたし。
まあ、各人幸福を感じるセンサーを磨いて、もっと幸福感を味わいましょうということですかね。
「タデ食う虫も好き好き」と言われるように、いろんなことを考えるいろんな人がいて、世の中うまく回っているんじゃないのでしょうか。
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